ご挨拶
校長 鈴 木 究(きわむ)
北海道名寄高等学校のホームページをご覧いただきありがとうございます。
新型コロナウイルス感染症拡大の影響を受けはじめて3年が過ぎました。この間、北海道はもとより、世界各地で人々の生命や生活、価値観や行動、さらには経済や文化社会全体が、広範囲にわたり、多面的な影響を受け続けてきました。また、ロシアによるウクライナ侵攻は国際情勢において平和を脅かす事態となり、まさに予測困難で不確実、複雑で曖昧な時代の真っ只中にいることを実感させられます。
このような時代だからこそ、生徒には、「知識」はもちろんのこと、「自ら考え、自ら学び続ける」ことを身に付け、他者を尊重しながら手を携えて、明るい未来に向かって進んでほしいと考えています。
本校は、大正11年(1922年)開校の名寄中学校と昭和2年(1927年)開校の名寄高等女学校を前身に、昭和25年(1950年)北海道名寄高等学校としてスタートし、昨年、創立100周年を迎えました。創立以来、2万人を超える方々が卒業され、地元名寄市をはじめ、全道、全国、世界を舞台に活躍されています。
そして、本校は、この春から名寄産業高校と統合し、新しい名寄高校としてスタートすることとなりました。1年次から普通科単位制と情報技術科単位制の2学科の学校となりました。
一昨年、両校生徒、教職員、名寄市民の方々を交えて、新しい学校のコンセプトについて話し合い、学校教育目標を次のとおりとしました。
自分を大切にし、自ら考え、学び続ける (じぶん)
多様性を尊重し、責任ある行動をとる (みんな)
郷土から、新たな価値を創造する (つくる)
また、本校はこの4月に、学校運営協議会を設置し、コミュニティスクールをスタートします。これまで以上に、地域の方々とのつながりを大切にし、地域とともに教育活動を進めていきたいと考えています。
時代の転換期と本校の節目が同調している中ですが、校訓「集中之行」のもと、学校教育目標の実現を目指すとともに、日頃から力強く本校の教育活動をご支援ご協力いただいているPTAや同窓会並びに地域の皆様等、関係者の皆様の期待に応えるべく、教職員一同、持てる力を最大限に発揮していきます。
今後とも一層のご支援ご協力をお願い申し上げます。
令和5年4月